こんな疑問をお持ちの方はいませんか?
ショートムービー共有サイトとしてスタートしたTikTokでしたが、2020年の7月末にライブ配信機能「TikTok LIVE」が追加されました。
ライブ配信機能ができたなら、試しにやってみたいところですよね。しかし、現状TikTok LIVEは誰でも使えるわけではないんです。
機能はアップデートされていく予定ですが、TikTokの今後はまだ謎に包まれています。
そこで今回は、TikTok LIVEが使える条件や機能を整理し、今後の動きを予想してみました!
ライブ配信がやりたい人に向けて、おすすめのライブ配信アプリも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
TikTokがライブ配信「TikTok LIVE」を開始
TikTokは、中国のByteDance社が運営しているショートビデオ投稿サイトです。2017年9月にリリースされ、日本市場では2019年10月にサービス提供が始まりました。
日本版TikTokは、15秒または60秒の短い動画を投稿するのみの機能でしたが、2020年の7月末からライブ配信機能を追加!
ライブ配信機能「TikTok LIVE」を使えるユーザーや機能について解説していきます。
対象ユーザー
2020年7月末時点でライブ配信ができる権限が付与されたのは、国内の人気クリエイター2,000人です。
権限が付与される条件は公開されていませんが、現状はフォロワー1,000人以上が目安だと思われます。
ライサポ編集部がライブ配信をしているTikTokerをチェックしたところ、最低でもフォロワー1,000人以上の人気クリエイターばかりでした。
しかし、中には1万人を超えていてもライブ配信ができない方もいるようなので、付与の条件はフォロワー数だけではないのかもしれません。
今後もライブ配信の権限付与の対象となるユーザーは拡大して行くと発表されています。サービスが軌道に乗れば、おそらく2021年の上半期中には一般公開されるでしょう。
機能
TikTokのライブ配信では、下記のようなTikTokではおなじみの機能が使えます。
- 美肌・拡大目・スリムなどの補正機能
- 画面全体の色味を変えてくれるフィルター
- スタンプ(エフェクト)
動画投稿をしているときと同じように撮影できるので、「顔のイメージが違う……」と思われないか心配する必要はありません。
ライブ配信を始めたら、SNSでシェアして拡散してもらいましょう!
他のライブ配信と同じように充実した機能が使える一方、TikTokには投げ銭などの収益化システムがありませんでした。
しかし、今後導入されることが決定したので、次章で詳しく解説していきます。
2021年には投げ銭開始も発表
TikTokは、2021年1月後半からギフティング(投げ銭)機能を提供する予定だと発表されました。
投げ銭機能にあまり馴染みがない方もいると思いますので、本章では下記の2つを解説していきます。
- 現状のTikTokで稼ぐ方法〜投げ銭とは?〜
- TikTokに導入されるシステムの予想
現状のTikTokで稼ぐ方法〜投げ銭とは?〜
現在、TikTok内でクリエイターがお金を稼げる仕組みはありません。収益を得られる他の動画投稿サイトやライブ配信アプリのシステムは下記3パターンです。
- 広告収入
- 投げ銭
- 企業案件のPR
広告収入の代表例はYouTubeです。広告を見てもらった回数に準じて、クリエイターにお金が入ります。
投げ銭はダイレクト課金方式とも言われ、ユーザーが購入したギフトを贈ることでギフト料金の何%かを得られるシステムです。
そして3つ目が企業から依頼を受けて、商品をPRする方法です。今までTikTokで収益を得るには、PR案件を受けるしかありませんでした。
正確に言うと、企業案件でのPRはTikTok内で収益が発生するわけではありません。動く金額は大きいものの、外部で契約しなければならないので、面倒な方法ではあります。
また、ある程度フォロワーなどがいないと、そもそも案件がなかなかもらえません。
投げ銭が導入されれば、影響力が大きくないTikTokerでも稼げるチャンスになります!
TikTokに導入されるシステムの予想
日本版TikTokに導入される投げ銭システムの詳細は、まだ明らかにされていません。
しかし、すでにアプリ内に投げ銭に関わる機能が追加されているので、実装されるシステムを予想してみました。
- システム:ギフトとイベント参加での報酬
- 貯まるポイント:ダイヤモンドとギフトポイント
- 換金方法:PayPalアカウント経由でドルで換金
根拠となるアプリ内の機能を紹介します。
まずメニューバーの「マイページ」を選択すると、下の写真のように「ポケット」という項目があります。おそらく「ウォレット」に近い意味でしょう。
すでにF&Qが公開されていました。コインは、バーチャルギフト(投げ銭)を購入するために使います。
ポケットを選択すると、下記の画面に移ります。コイン残高と表示されますが、現状チャージはできません。
上記画面の項目の意味はそれぞれ下記でしょう。TikTokは、投げ銭に加え、イベントなどに参加することで報酬が得られるシステムになるようです。
- コイン残高:アプリ内で課金アイテムを購入するための通貨
- イベントの報酬:イベント参加やミッション達成などで得られる報酬
- 報酬:リスナーからもらったギフトの還元報酬
- 取引:報酬を換金するときの取引記録
残高が$(ドル)で表示されていることから、TikTokはBIGO LIVEと同じように為替レートによって換金率が変わるのかもしれませんね。円高のときに換金すると、お得になるということです。
F&Qから予想すると、ダイヤモンドとギフトポイントがそれぞれ貯まるようになり、ダイヤモンドを換金して収益が得られるシステムのようです。
「一定量のギフトポイント→ダイヤに交換→換金」という流れでしょうか。換金にはPayPalアカウントが必要とされています。
PayPalは、個人情報を相手に伝えずに決済や送金ができるサービスです。銀行口座を登録するだけで利用できます。
支払い情報や送金方法などを保護してくれるので、PayPal経由だとかなり安心して換金できそうですね。
発表されたのは投げ銭システムだけでしたが、イベント報酬なども追加されるようです。
海外版ではすでに実装されているので、今後スピーディーに収益化機能が整備されていくでしょう。
TikTokの参入で今後のライブ配信はどうなる?
TikTokが参入することで、日本のライブ配信市場はどう変わるのでしょうか。
ライブ配信市場は、5Gの開発やコロナウイルスの影響などを受け、急速に伸びている市場です。
すでに複数のアプリが乱立している中で、TikTokがどのような位置付けになるのか下記2点を順に解説していきます。
- 現在のライブ配信アプリ市場
- TikTokの勢いと参入後の予想
現在のライブ配信アプリ市場
現在日本で人気のあるライブ配信アプリは、下記2つに分類されます。
- 後から収益化機能がついたアプリ
- リリース時から収益化できたアプリ
2つの属性ごとに傾向が異なるので、それぞれ例をあげて解説していきます。
- YouTube
- ニコニコ動画
- ツイキャス
- ミクチャ
- TikTok
リリース時は、単なる動画投稿を目的として運営されていたアプリです。動画が広告の場としてメジャーになったことで、収益化の流れが生まれました。
TikTokもこのグループに入るため、YouTubeが最大のライバルになるでしょう。
動画投稿サイトとして始まったアプリは、無料で使えるので集客がしやすい反面、投げ銭文化は根付かない傾向があります。
TikTokもおそらく、すぐに投げ銭が文化として根付くことはないでしょう。ユーザー層が若いため、多額の投げ銭が飛び交う配信は想像しづらいです。
- 17LIVE
- Pococha
- BIGO LIVE
- ふわっち
上記は、投げ銭など配信者が稼ぐビジネスモデルを想定して作られています。ユーザーは投げ銭システムに慣れているので、収益化しやすいのが特徴です。
「ライバー」と呼ばれる配信者の多くは上記のアプリを使っています。もともとインフルエンサーでなかった人でも、地道な配信でチャンスをつかめるのがメリットです。
ライバーになりたい人は投げ銭が根付いたアプリがおすすめなので、TikTokより17LIVEやPocochaを始めましょう。
TikTokは収益化が始まるとはいえ、すぐにはライブ配信のみで稼げるほど市場が成長しない可能性があります。
今後確実に稼げるようにはなりますが、現状は下積みが必要です。TikTokの今後については次章をお読みください!
TikTokの今後と差別化ポイント
投げ銭が飛び交う様子は想像しづらいものの、中国での勢いを考えると、TikTokはYouTubeに匹敵する市場規模に成長する可能性があります。
今後TikTokが稼げるアプリに成長することは間違いありません。
確かに日本版TikTokのユーザーは学生が中心ですよね。しかし、投げ銭や商品紹介機能などがついた中国版TikTokは違うんです。
商品の紹介や仕事の風景をショートムービーで伝えるような、大人向けのコンテンツが多く投稿されています。
収益化機能によって大きなビジネスチャンスが生まれるので、多数の配信者が参入し、企業も積極的に広告を打ったり、案件を依頼したりしている状態です。
日本版TikTokも徐々に参入する企業や配信者が増えていき、学生だけのプラットフォームではなくなるでしょう。
中国など海外には、TikTokのみで生計を立てているTikTokerも存在しています。
投げ銭が発表された今が、先行者利益を獲得するチャンスだと考えている人も多いでしょう。
TikTokの他の配信アプリと違うところは、年齢層が絞られているのにも限らず、1,000万人近くの月間アクティブユーザーを抱えている点です。
流行に敏感な層が利用しているので、TikTokでは1つの動画がバズれば1,000人単位でフォロワーが増えます。そしてライブ配信を始めれば、何千人ものフォロワーに通知が飛んでいく設計です。
フォロワー獲得のしやすさとユーザー数の多さから、TikTokでインフルエンサーになれば集客で困ることはありません。
他のライブ配信アプリは最初のうちは人を集められないこともあるので、集客のしやすさはTikTokの大きな強みですね。
投げ銭というより、広告収入や企業案件で生計を立てていくTikTokerは増えていくでしょう。
2021年はTikTok LIVEに注目!ライブ配信がしたいなら他アプリもあり
TikTokのライブ配信は、投げ銭だけで生計を立てるレベルに至るのは難しいかもしれません。
しかし、すでに1,000万人近いユーザーがいることから、今後稼げるチャンスは間違いなく広がっていきます。
企業からの注目度が高まり、個人が広告収入を得られるようになれば、YouTubeに匹敵する動画投稿サイトとなるでしょう。
一方、まだ先が見えないので、TikTokですぐ稼げるわけではありません。早くライブ配信でお金を稼ぎたい方は、PocochaやBIGO LIVEに挑戦しましょう。
ライブ配信市場もまだ成長途中なので、初心者でもまだまだチャンスがありますよ。
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