事務所所属ライバーとして活躍したい場合、どこかのプロダクションへ応募しなくてはなりません。
スカウトDMをもらっていた場合は返信するのみですが、どちらの場合も絶対に避けられないのが面接。
アルバイトや就職と同じで、必ず担当者と顔合わせをしなければその先へ進むことができないのです。
不安に思う人も多いと思いますので、本記事では面接の内容や採用をもらう方法について解説しています。
決して就職活動のようなカタさこそないものの、いい加減に行われるものではないことを覚えておきましょう。
そして不合格を言い渡されるケースもありますから、100%採用される保証はなし。
もし落ちてしまった場合の対処法もご紹介致しますので、面接を受ける際の参考にして下さいね。
ライバー事務所に関する基本的なことを知りたい場合は、以下の記事をチェック!
“ライバー事務所”って実際どうなの?所属のメリットや求人についても解説!目次
ライバー事務所の面接について
事務所へ応募したら即採用ということはまずありません。
どこの会社やアルバイト先もそうですが、きちんと段階を踏んでからやっと勤務に漕ぎつけますよね。
ライバー事務所もそうで、応募後は面接の日程を決めてから顔合わせが始まります。
この過程に面倒臭さを覚える人も一定数いるようですが、よく考えてみてください。
面接をすっ飛ばして即採用!と言われたら、不安になってしまいませんか?
あなたの姿形、活動歴、現在の所属有無などを確認せずに採用を言い渡すなど、これほど恐ろしいことはないですよね。
どこの事務所でも必ず面接は行われています。
ここを突破しない限り所属ライバーとしての活動はできませんので、覚えておきましょう。
ライバー事務所の面接~所属後の流れを知っておこう
面接から採用が決定した後の流れを知らない人は多いです。
まず初めに大まかな流れを把握しておき、活動開始に至るまでの順序を頭に入れてくださいね。
ステップ①まずは気になる事務所へ応募orスカウトDMに返信しよう
そもそも面接に漕ぎつけるためには、事務所側とコンタクトを取らなければ始まりません。
気になっている事務所があるのなら自ら応募するか、SNSのスカウトメールに返信しましょう。
この時「どこでもいいや」と投げやりに決めるのではなく、目星を2~3社つけておくこと。
ただスカウトDMをもらったから機械的に返事をするのではなく、“自分が本当に入りたいのか”が重要なポイントです。
できることなら1社だけではなく、2~3社応募してみましょう。
全て採用されるとは限りませんし、それぞれの事務所の強みも違います。
受かった時にある程度の見比べができるよう、複数応募をオススメしていますよ。
ただし応募のし過ぎは自分でも管理しきれなくなってしまうので、5社以下に抑える方が良いです。
ステップ②日程を決めていざ面接!
事務所とコンタクトが取れれば、その後は面接の希望日を聞かれるはずです。
1日だけでなく、可能なら第3希望日と空いている時間帯まで知らせましょう。
人気の高いところは応募も殺到していますので、自分の希望が絶対に通るとは言えません。
面接日もどんどん埋まっていってしまいますから、余裕を持った返信を心がけたいですよね。
今や多くの事務所がオンライン面接を行っているので、関東近郊に住んでいなくとも大丈夫。
もちろん希望があれば対面での面接も可能ですが、コロナウイルスの影響により、最近はオンラインがメインとなりつつあるようです。
ステップ③面接では何を聞かれる?
面接ではよく聞かれるオーソドックスな質問があります。
- 過去の活動歴(事務所所属の経験ある/なし、仕様アプリ、最高ランクやレベル等)
- 稼ぎたい金額
- ライバーになって何をしたいか
- 他にしている仕事(本業)や普段のスケジュール
未経験者・経験者によって指導する方針や売り出し方が変わってきます。
また本業がある場合は副業ライバーとして活躍したいのか、それともライバーを優先をして頑張りたいのかなど、それぞれの擦り合わせが必要なのです。
決して就職面接のようなカタさはないので、自分が今抱いている気持ちを素直に話してみて。
毎月30万円稼ぎたいのに「10万円くらいで良いです」といった遠慮も、する必要はありません。
多少自分を大きく見せたい気持ちは分かりますが、実績がないのに「ある」と言うのは絶対に辞めましょう。
嘘をついてまで採用をもらっても、その後絶対にボロが出ます。
特にライバーは人気商売なので、ファンの数やアプリ内のレベルなどを盛るとすぐバレるはず!
経歴は偽らずに、ありのままのを伝えましょう。
ステップ③採用通知をもらったら早めに返事を
面接終了後すぐに採用を言い渡される場合もあれば、後日連絡をもらうパターンもあり、採用通知に関しては事務所によってバラつきが見られます。
後日連絡といったケースでも、だいたい1週間以内には通知がくるはずですので、メールボックスやDMなどを確認しておきましょう。
もし採用の返事に悩んでいる場合でも、早めの返信を心がけて。
他の事務所と比べて悩んでいるのならその旨を伝えても構いません。返事もなく黙ったまま……というのが一番NGなのです!
また返事をうっかり忘れており、採用通知から随分遅れた頃に返事をするというのもあまり印象がよくありませんl。
「連絡がつかない人」「ヤル気がない人」という判断をされてしまい、せっかくの採用も見送りになってしまう可能性が!
せっかく面接を通過できたのに、これほど勿体ないことはありませんよね。
可能性を自分で潰すことのないよう、面接を受けた以上は最後まで責任を持った行動をしてください。
ステップ④所属後、活動スタート
採用通知の返事をしたら契約書を交わしたり、活動方針の打ち合わせをしたり、使用アプリの説明・決定をするなどして、やっと活動が始まります。
ライバー経験がある場合、今まで自分の使っていたアカウントを引き継げるかは分かりません。
アプリによっては事務所が作り直し、イチからスタートということもありますので気を付けてください。
活動開始日などはライバー側が設定できることがほとんどです。
自分のスケジュールと照らし合わせ、無理のない活動を行いましょう!
要注意!面接では“不合格”になる場合もある
冒頭部分でも軽く説明しましたが、面接では不合格となることも珍しくはありません。
人気のある事務所は採用基準を上げており、応募者全員を採用していたらマネジメントが間に合わなくなってしまいます。
それに1人1人への求めるクオリティも事務所によりけりですから、ハイレベルなところは合格率が低いことも……。
何らかの肩書きがあったり、ライバーとしての実績を積み重ねているのなら、どこへ行っても採用されるでしょう。
しかしそうでない場合は売り込める要素が薄いので、人気の高い事務所では不合格となることも考えられます。
挑戦してみるのも全然アリですが、保険として他事務所も同時に応募しておくと良いですね。
ライバー事務所に絶対採用されたい!面接突破法を伝授!
不合格を言い渡されれば誰しもが落ち込んでしまうもの。
事務所探しにも時間がかかりますから、できることならすぐに採用を勝ち取りたいですよね。
肩書きや過去の実績も大切ですが、何もないからと言って面接を適当にこなすのは✕!
むしろまっさらな未経験だからこそ面接の姿勢が問われやすいので、突破法を心得てから臨みましょう。
少し意識するだけで採用に引っかかるかもしれません。最後まで諦めずに意識してみてください。
その①SNSの活動を怠らない
ライバーとしての活動に欠かせないのがやはりSNS。
フォロワーの影響力は大きく、応援してくれるファンがついているだけで様々な活動をしやすくなるのです。
マメにアカウントを動かしていることが大切ですから、毎日ポストを投稿したり、ツイートしたり、TikTokに挑戦したりと、活動する姿勢を見せましょう。
例えフォロワーにあまり恵まれていなくとも、放置アカウントよりも遥かに良いです。
その②配信経験者の場合は実績を作っておく
ライバーの経験がある場合は実績を作っておきましょう。
- 過去の事務所でインフルエンサーの活動も同時並行していた
- PocochaでAランクを達成した
- イベントで上位に食い込んだことがある
- ライバーとしてコンスタントには稼げていた(一定数のファンがいる)
などなど、これらは立派な活動履歴になります。
特に目立った動きがなくても、「毎日3時間は必ず配信していた」「8時間配信に挑戦した経験がある」というのも、アピールポイントととして使えますよ!
その③未経験者の場合は目標をきちんと固める
ライバー未経験かつSNSでの活動がない場合は、経験者に比べるとアピールできることが格段に少ないはず。
だからこそライバーになってどうしたいのか、有名になったらやりたいことはあるのかなど、目標を定めることが大切です。
稼ぎたい気持ちはもちろん持っていると思いますが、それ以外の部分が全く定まっていないと、ブレやすいのがライバーの難しいところ。
面接が厳しい場合は“稼ぎたい”だけだと「別に他でも稼げるし、ウチでなくてもいいのでは?」と思われてしまう可能性だってあります。
アピールポイントが少ない、見つからない場合は熱意と心意気で勝負です!
その④質問にははっきりと、元気よく答える
どんな仕事の面接もそうですが、面接で暗いのは論外です。
笑顔がない、雰囲気が暗い、ボソボソと何を話しているか分からないと、「リスナーとコミュニケーションを取れるのかな?」と不安を与える要因に。
話していて心地の良くない人の配信を、わざわざ観ようとは思いませんよね。
どんな質問にもはっきりと元気よく答えましょう。
その⑤身なりは清潔に
こちらも一般の面接と同様、生活感が何よりも大切です。
さすがにすっぴん、スウェット、ボサボサ頭で面接に臨む人はいないと思いますが(笑)、オンライン面接だと気が緩みがち。
最近はルックス重視の事務所も増えてきているので、最低限着飾ることはしましょう。
派手にしろとは言いませんが、かといって生活感満載の格好で挑むのも考えもの。常識的に考えて、失礼に当たりますよね。
ライバーと言えど人前に出るお仕事です。誰かに見られても恥ずかしくないような身なりにしてください。
もしライバー事務所の面接で不合格になってしまったら……
採用率が100%出ない以上、誰しもが不合格になってしまうことだってあります。
ライバー事務所で不合格が通知された時の対処法は、以下の3つです。
- 他の事務所を検討する
- 事務所は諦めてフリーで活動する
- 実績を作って同じ事務所を受け直す
この場合は採用をもらった事務所へ入るのがベストでしょう。
本命が不合格で落ち込む気持ちは分かりますが、あなたを必要としてくれる事務所が2社も存在しているのは素晴らしき事実です。
歓迎してくれるところへ行けば良いサポートを受けられる可能性も高いので、その2社の中から決めると良いですね。
もしどこも引っかからない、本命事務所でないなら所属したくない場合は、フリーで活動し続けるのも1つの方法です。
所属するとメリットだけではなく、デメリットも出てくるのが悩ましい点。
フリーで活動できるアプリのPocochaやふわっちもあることから、ライバーになるなら必ずしも所属はマストではありません。
【最強】Pococha(ポコチャ )とは?ライブ配信初心者におすすめすぎる理由 Pocochaライバーは事務所に入るべき?デメリットや注意点を解説! 「ふわっち」とは?ふわっちの特徴や収益システム、実際に使ってみた感想を紹介!自分の納得がいくまで、事務所に入らないというのも手だと思いますよ!
絶対に入りたい事務所がある場合は、実績を作って数か月後に再度受け直すのもアリです!
肩書きがなく落ちてしまった、など落ちた理由がある程度見えているのなら、そこを改善して二度目の面接へ挑戦するのも良いでしょう。
どこの事務所も再面接は受け付けていますので、実績次第で次の結果が変わることも考えられるでしょう。
ただし注意してほしいのは、不採用後すぐの再面接はNGなこと。必ず3か月以上は空けることが大切です。
たまに「不合格なら○か月の間は応募できない」というルールを設けている事務所も!
きちんと確認した上で、再面接へと臨んで下さいね。
“全員即採用”はアヤしすぎる!?
ハードルが低いと思って「全員採用」を謳う事務所へ応募する人もいますが、あまりオススメできません。
面接に来たライバー全員を所属させていたらとんでもない数になってしまいますし、マネージャーはそう多くないはず。
1人1人をマネジメントするおろか、膨大な数がいれば目立つライバー以外はほとんど把握していないということになるでしょう。
つまりただの数増やし――。「所属している」形だけを取り、その後のケアはおざなりになっている可能性大。
所属者が多い=大手事務所にも見えますが、これは大きな間違いです。
ライバー多ければ多いほど、目立たない人は埋もれていくのが現実。
事務所に入っていても意味をほとんどなしていない、なんて状況になっているライバーもいることが推測できます。
全員採用のフレーズにだけ惑わされないようにしましょう。
ハードルが低い分、なんらかのデメリットが必ずしもあるはずですよ。
ライバー事務所の面接を攻略して、採用をもらえるライバーになろう
ライバー事務所の面接は、所属に当たって最も大切なステップです。
採用をもらえるよう真摯な姿勢で臨み、希望通りの事務所へ所属できるように頑張りましょう!
もし不合格をもらっても決して落ち込まないでください。
あなたを必要としているところは必ずありますから、諦めないで事務所探しを行ってみてはいかがでしょうか。